(3/24)本格派の好素材そろう・注目選手投手編
 第72回選抜高校野球大会は25日から11日間、甲子園球場で行われる。今大会も多士済々で、出場32校の中から注目選手を2回に分けて紹介したい。まずは投手編から。

 甲子園練習で最も注目を集めた投手は上宮太子・亀井、柳川・香月太の2人だった。

 創部2年でチームを甲子園に導いた亀井について、初戦で対戦する明徳義塾の馬渕監督は「松坂(西武)より少し落ちるが超高校級。大会1番でしょう」。直球は最速145キロを誇る。10試合に投げ、1試合平均の奪三振数はトップの10.57個。変化球の切れ、制球、フィールディングなど、どれをとっても完成度は高い。

 香月太の異名は「九州のドクターK」。20年ぶりに優勝した昨秋九州大会は全4試合に先発し2完封、32回で45三振を奪った。140キロ近い直球と落差の大きいカーブが武器だ。

 180センチ、78キロのがっちりした体格。末次監督は「ふだんは寡黙でも状況に応じた投球ができ、マウンドではずぶとい」と大きな信頼を寄せる。昨秋痛めた右ひじも本人は「もう大丈夫」ときっぱり。

 東海大相模・筑川は176センチ、65キロと細身でも全身にバネを感じさせる。直球は昨秋、最速143キロをマーク、決め球はスライダーだ。「制球力や打者との駆け引き、守備など総合力は高い」と門馬監督。

 抜群の安定感を誇るのは防御率トップ(0.51)の九州学院・反頭、2位(0.52)の育英・橋本だ。ともに1試合の被安打は平均5本弱。埼玉栄・榎本は5試合32回を投げ四死球はわずか3個。球速は130キロ前後でも「低め、左右にきっちり投げ分ける」と松本監督は太鼓判を押す。

 左腕では国士館・小島と智弁和歌山・白野らが光る。182センチの小島はウエートトレーニングに励んだ結果、ひと冬越えて体重は4キロ増の78キロ、背筋力も60キロ増えて220キロに。140キロ近い直球とチェンジアップなど「緩急を使った投球が持ち味」。白野は防御率3位(0.69)で、1試合平均の奪三振数も亀井に次ぐ10.15個をマークしている。(磯貝守也)

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