ロマーノ・プロディ 欧州委委員長
1939年、ミラノ生まれ。市民政治運動「オリーブの木」リーダーとしての活動を経て、96年5月首相に就任。破たん状態だった財政を立て直し、99年の欧州通貨統合参加に間に合わせた手腕で大いに株を上げた。98年10月、内閣信任投票で破れ、首相を退く。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会が予算の不正執行問題で委員総辞職に追い込まれた後を受け、99年9月新委員長に就任した。任期は2005年1月まで。
5月、イタリアを訪問した森喜朗首相との会談では日本・EUの関係強化と、沖縄サミットで情報技術(IT)を議題とすることで意見が一致した。
最安値更新を続けたユーロ安に見られる通り、欧州経済統合の威力を実現する道は険しい。「ユーロクラート」と称されるEU官僚を抑えながら、旧東欧圏など加盟国の拡大や、情報開示の推進など、山積する難題に取り組む。(写真=共同)
|