 |
| 会談を前に握手する森首相(右)とロシアのプーチン大統領〔代表撮影〕 |
森喜朗首相は23日午後、沖縄県名護市内のホテルでロシアのプーチン大統領と会談した。大統領の公式訪日の日程を9月3-5日とすることで正式に合意するとともに、9月の首脳会談では年内の決着を目指している平和条約の締結問題、ロシア極東地域への経済協力を含む日ロ関係全般の強化策を議題とすることで一致した。
首相は9月の首脳会談に関して「それぞれの事情があったとしても、率直に全面的に話し合いたい」と呼び掛け、平和条約について「2000年の締結に全力を尽くす」とした1997年11月のクラスノヤルスク合意の実現に意欲を示した。大統領は「日ロ関係は全面的に拡大することが大事で、難しい問題を避けて通らずに対処する必要がある」と応じた。
大統領は「特に極東を巡る協力が大事だ」と述べ、ロシア極東地域のインフラ整備、エネルギー開発などへの日本側の支援を要請。首相は「(9月の首脳会談で)この問題について話し合えたらすばらしい」とロシア極東地域への経済協力を積極的に検討する考えを表明した。
朝鮮半島情勢では首相が北東アジアの安定に向けた米国、中国、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の4カ国協議への日ロの参加について大統領にロシアと北朝鮮の姿勢を打診。大統領は「韓国と北朝鮮の間の進展が最も重要だが、今後日ロと北朝鮮との関係はますます重要になる」と前向きな姿勢を示した。
|