 |
| 各社のタブレット型PCが続々登場 |
今回はいわゆるタブレット型のPCも多く出展されている。マイクロソフトのブースにはシャープ、ハネウェル、ビューソニックなどの製品、またインテルや、シーメンスのシムパッド、サムスン電子のイージーウェブなどのウィンドウズCEタイプの端末をはじめ、トランスメタ社のクルーソー搭載機でも日立製作所や韓国メーカーが出品するなど、10以上のウェブパッド、タブレットPCが登場して多士済々だ。一昨年のコムデックスでビル・ゲイツ会長が披露した時は、専門家筋は「中途半端」と評したが、着実に商品として成熟しつつあるようだ。
いずれも大きさはA4サイズの本を横にしたくらいで、カラー液晶タッチパネル方式でバッテリーで2−5時間程度もつというスペックが多い。重量は1キロ以上あると手持ちでは結構重く感じられる。以前は商品の性格が見えてこなかったために、利用場面が想定できなかったのだが、図らずも家庭内ネットワークがクローズアップされたCESで、「家庭内、オフィス内の移動情報端末」としての役割が与えられた。各社が提示する未来生活でも、タブレットPCは登場人物がひょいと持ってソファーに移動し、おもむろに使い始める――という重要な小道具として多用されていたが、確かにそれは自然に感じられた。
ネットワーク接続も転送速度11Mbのブルートゥースが実用化されれば十分だし、検索で予約でも、また仕事でも、気軽に持ち運んでどこでもすぐに使えるというのは魅力的だ。もちろん問題は多い。気軽に家電感覚で使うにはもう少し軽い方がいいし、持ちやすさも検討の余地ありだ。また大いにありうる、落とした時にどうなるのか(特に液晶)、ベッドに投げ出したりしても大丈夫なのかとか、課題はまだまだありそうだ。ただ、こうした面の解決にこそ、PCメーカーではなく家電メーカーの知恵が必要になる。それができて初めて、真のコンバージェンス(融合)ということなのだろう。(マルチメディア編成部) |