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6月27日更新
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民主、批判票取り込む・政権交代「足掛かり」
 民主党は選挙前勢力の95議席から大幅に躍進し、自民党を単独過半数(241議席)割れに追い込んだことで「政権交代の足掛かりを築いた」と受け止めている。目標としていた130議席には達しなかったものの「無党派層を中心に自民、公明、保守の連立批判票を幅広く吸収できた」と評価しており、今後、国会で共産、自由、社民の野党三党との野党共闘を強化し、自公保連立と全面対決する方針だ。ただ、与党三党の絶対安定多数(269議席)維持を許すなど「完勝」とは言えないうえに、政権構想も明確でなく、政権交代への道筋はなお不透明だ。

 「将来、政権を担い得る二大政党の一翼になってくれという期待感をもらった。大躍進だ」(鳩山由紀夫代表)

 「来年の参院選に向けて大きな一歩だ。二大政党の一翼を担うところまで来た」(菅直人政調会長)

 鳩山、菅両氏は25日夜、民主党の躍進について異口同音に「二大政党の一翼」を強調し、今回の選挙で「将来の政権獲得への橋頭保を確保できた」との認識を表明した。

 躍進の理由に関して、選挙対策責任者である熊谷弘幹事長代理は同日夜、自公保連立への「巨大与党」批判が功を奏したとの見解を示した。同時に、今回の衆院選から投票時間が午後8時まで2時間延長されたことに触れて「無党派層が延長時間帯に投票所に足を運び、その多くが民主党を中心に野党側に票を投じた」と分析した。

 投票前の報道各社の世論調査で与党の優勢が伝えられたことも、民主党への追い風になったと見られ、羽田孜幹事長は「世論調査の結果を見て、こんな自民党ではよくないという反作用が起きたのではないか」と指摘した。

 民主党は世論調査で伸び悩みが伝えられた後「次につなげる地歩を固めたい」(幹部)として、最低でも130議席を目指す方針を掲げ、都市部の無党派層に的を絞った。鳩山、菅両氏の「二枚看板」を前面に押し出す戦術を展開し、130議席ぎりぎりまで追い上げたが、結果的に与党に絶対安定多数を許した。羽田氏はこの点について「森政権にノーと言う人が多いのに、こういう結果になったのは残念だ」と語った。

 民主党は26日午後、都内のホテルに鳩山、羽田両氏ら幹部が集まり、今後の対応を協議する。選挙結果を踏まえて「地方では自民党候補との地力の違いがはっきりした」(選対幹部)として、来夏の参院選や次期衆院選に向けた準備作業に早めに着手することを申し合わせる方針だ。

 同時に、単独過半数を割り込んだ自民党内や大幅な議席減となった公明、保守両党内の動向を注視する考えだ。民主党内では「自民党を単独過半数割れに追い込んだ結果、森喜朗首相と野中広務幹事長の続投への不満の火種が党内でくすぶる」(幹部)と見ており、連携を模索している加藤紘1元幹事長らYKKグループの動きを引き続き見守る構えだ。

 選挙期間中に首相が再三言及した自公保三党の合流構想を巡って「自民党内の主導権争いや派閥間抗争が激化する可能性がある」との見方もある。民主党幹部は「秋の臨時国会前に合流構想が本格化する公算があり、そうなれば公明党との合流に批判的な勢力が何らかの行動を起こすこともあり得る」と指摘している。

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