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(11/28)日本で1兆円を投じる・米ローンスター
ランディー・ワーク社長
ランディー・ワーク社長
 米投資会社のローンスターが日本での投資活動を積極化している。11月には旧長銀系の不動産担保金融会社であるファーストクレジットと西友系の金融会社、東京シティファイナンスの買収を相次いで表明した。今後、製造業などの分野にも参入。融資も合わせると1兆円の資金を日本の事業に投じる計画だ。

 11月22日、ファーストクレジットの債権支援を発表する会見でローンスター・ジャパンのランディー・ワーク社長は「グループの不動産・金融会社との連携を通じてファーストクレジットの成長を支援できる」と強調した。5年後をメドに株式を再上場させる意向も明らかにした。

 ローンスターは1999年のミネベア信販(現スターファイナンス)を手始めに、不動産担保融資の関連事業分野で、野村ファイナンス(現あたごファイナンス)や東京相和銀行(現東京スター銀行)を相次いで、傘下に収めた。それぞれが独立して活動しながら、グループ全体の連携で、顧客基盤を急ピッチで拡大することもできる。専門知識や経営ノウハウを共有し、効率的な経営を実践することも可能だ。

 ローンスターファンドは95年、米テキサス州ダラスで設立された世界最大級の投資ファンド。投資家として主に北米の公務員や国際機関職員、有力民間企業の退職年金基金を抱える。日本、韓国、台湾を中心とするアジアや欧州、北米の各地で投資活動を展開している。

ローンスターの主な投資実績
会社名(業種)投資時期
・ミネベア信販(ノンバンク)  99年10月
・野村ファイナンス(ノンバンク  00年12月
・ヴィクトリア(小売り)  01年 3月
・東京相和銀行(金融)  01年 6月
・東京中央信用組合(金融)  02年 7月
・千葉県商工信用組合(金融)  02年 8月
・東京信用組合(金融)  02年 7月
・秦野ゴルフ倶楽部(ゴルフ場)  02年 3月
・大宝塚ゴルフクラブ(ゴルフ場)  02年 8月
・目黒雅叙園(結婚式場・不動産賃貸)  02年 9月
 ・中部銀行の関東4支店(金融)  03年 2月予定
注)同社資料より作成。ヴィクトリアは店舗不動産を一括購入し、リースバックした。

 金融・不動産を中心とする事業会社、ローン資産、不動産物件などに投資する。日本ではこれまで、簿価ベースで5兆円の企業や債権を取得してきた。

 投資理念は「資本調達が困難な市場・産業に豊富な資本を投入することで、その市場・産業の再生および発展を支援し、あわせて投資目的の実現を図る」こと。(1)8―10年程度の長期投資(2)資本を除く人材などの経営資源は現地調達(3)投資先で受け入れられる高い倫理観――を基本に、企業の再生・発展を目指す。

 ローンスターは今年、日本を主な投資対象とする「ローンスターファンド4」を立ち上げた。42億ドル(5000億円強)の規模で、投資する際の借り入れを考慮すると投資可能な金額は約1.5兆円に達する。日本ではその6割強である約1兆円を3年以内に投じる計画。製造業への投資も始めることで、過剰債務に体力をむしばまれている日本企業への投資がいよいよ本格化しそうだ。

(ベンチャー市場部 上田敬)

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