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 ベンチャーキャピタルの素顔
(2/5)幅広い業種に投資、上場企業数トップに−−富士銀キャピタル
<center><b>喜田理社長</b>
喜田理社長
 「会社設立から18年。ベンチャーキャピタル(VC)としての実力が確実に高まっている」――。富士銀キャピタルの喜田理社長は自信を見せる。

 2001年に新興3市場に上場を果たした企業は147社。そのうち、富士銀キャピタルの投資先企業は36社に上る。日本経済新聞社の調査によると、富士銀キャピタルは2001年に最も多くの投資先企業を公開させたVCとなった。

 銀行系VCは親銀行の新規取引先開拓や取引先との関係強化のために幅広い業種の企業に投資をするケースが多く、情報技術(IT)関連企業への投資が集中していたジャフコなど証券系VCから頭一つ抜け出る結果となった。喜田社長は「親銀行経由のほか、独自の発掘ルート開拓に力を入れたことが投資先企業の公開社数増加につながった」と強調する。

 現在、富士銀キャピタルが抱える投資担当者は24人。投資担当者の育成に注力しており、5年以上の投資経験を持つ担当者は10人程度。なかには10年以上の経験を持つ担当者も育っているという。

 さらに、米VCが運営するベンチャー投資基金(ファンド)に投資をすることで自社の担当者を定期的に米国に派遣している。IT分野に限らず、バイオテクノロジーなど世界の最先端のベンチャー投資事情を体験させて日本での投資に役立てているという。国内の遺伝子治療薬開発ベンチャー、アンジェスエムジー(大阪府豊中市)に投資するなど実績も着々と積み上げている。

 投資担当者の育成を受けて、他のVCに先駆けてベンチャー企業に多額の資金を投じ、投資先企業を長期間かけて育成するリードインベスターとしての能力も高まっている。

 親会社の富士銀行はみずほファイナンシャルグループとして新たな道を歩みだした。喜田社長は「日本の大銀行が生き残るには、総合的な金融サービスを提供できる体制が必要になる」と指摘する。みずほ傘下での富士銀キャピタルの位置付けはまだ明らかになっていない。ただ「銀行系VCも今後はリスクをとる投資を積極的に手掛け、ベンチャー企業に対する高い公開支援能力を求められる時代になる」(喜田社長)のは確実だ。

 (ベンチャー市場部 田中暁人)

会社概要
所在地東京都新宿区
代表者 喜田理社長
設立時期 1983年7月
[2月5日]
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