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(10/22)日本のMBO市場拡大に期待−−スリーアイ
<center><b>ロッド・ペリー取締役</b>
ロッド・ペリー取締役
 「日本のマネジメントバイアウト(MBO、経営陣による企業買収)の市場はゆっくりだが、着実に成長している。将来は必ず有望な市場になる」。英国のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社、スリーアイ(3i)でアジア地域を統括するロッド・ペリー取締役=写真=は日本のMBO市場の拡大に期待を寄せている。

 日本の産業界で事業構造再編の機運が高まってきた点を指摘、「新しい概念なので日本の企業が理解を深めるのに時間がかかるが、2、3年後の日本の状況は今とは様変わりしているはず」と話す。

 3iは欧州ではMBOの草分けで、20年ほど前から英国を中心に経営陣と共同で買収を手掛けてきた。日本でも日本興業銀行と合弁で作るスリーアイ興銀バイアウツ(東京・千代田)を窓口に、買収企業の発掘を進めている。今年1月には日本国内のMBO第1号案件として日産自動車の子会社バンテックを買収した。

 現在、案件候補として5、6社と買収交渉を進めており、ペリー氏は「買収額は1件あたり50億から500億円程度になる見通し。2002年3月末までに少なくとももう1件成立させたい」と意気込む。

 同社が買収対象として狙いを付けている業種は、物流、エンジニアリングなど従来型のサービスや、情報技術関連メーカーのサービス部門など。こうした部門は通常、特定の大口顧客と長期契約を結んでおり、安定したキャッシュフローを持つためだ。

 「我々は潤沢なキャッシュフローを持つ企業しか買収しない」とペリー氏。「子会社を救済するだけのMBOなどは論外。経営状態のいい会社でなければMBOは成功しない」と断言する。特に日本のように未成熟な市場では成功例を作ってMBOを浸透させていくことが重要と考え、当面は買収企業の決定を慎重に進める。

 3iが全世界で投資している資産のうちアジアでの投資は全体の2%弱だが、2006年までにこの比率を5%に引き上げる計画。ペリー氏によると、目標達成時点でアジアへの投資総額は20億ドル程度になる見込みで、その半分以上が日本への投資になる見通しという。

会社概要
所在地英国ロンドン
CEO ブライアン・ラーコム氏
投資拠点 世界15カ国に40以上
[10月22日]
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