【ワシントン=大隅隆】バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は20日、下院予算委員会で金融危機を受けた経済情勢について「数四半期は経済活動が弱くなりそうだが、減速が長びく可能性もある」と語った。そのうえで「議会が財政出動(による第2次景気対策)を考えているのは適切なことだ」と発言、財政による景気下支えを事実上、要請した。FRB議長が財政出動を求めるのは異例。
議長は「景気減速の主因は、異常な信用収縮にある」と指摘。景気対策について「経済が最も弱まる時期に効果が出るよう実施するのが望ましい」と強調した。「消費者や企業が融資を受けやすくするような手段を景気対策に含めるよう検討すべきだ」とも主張した。公共事業など伝統的な景気対策だけでなく、金融機関の貸し渋りに対応した個人・企業の資金繰り支援の必要性を示唆した形だ。