【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は3日、米下院による金融安定化法案の可決を受けて声明を発表した。議長は「信用市場の混乱を和らげ、強固で活力ある経済の育成に向け、引き続き与えられたすべての権限を行使する」と強調。金融システムの安定化と景気後退の回避へ全力を挙げる考えを示した。
議長は「今回の立法は金融市場の安定への重要な前進だ」と指摘。「新しい制度の運用では財務省と引き続き緊密に連携する」と表明した。
雇用者数が9カ月連続で減少するなど、景気指標の悪化や金融危機を受けて、市場の一部では追加利下げへの期待が広がっているが、議長は同日の声明では金融政策運営について直接言及しなかった。