【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)は21日、米証券大手ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの銀行持ち株会社化を承認したと発表した。同時に持ち株会社となる両社の証券子会社に対し、預金を扱う銀行と同じ担保条件で傘下のニューヨーク連邦準備銀行を通じて直接融資できるようにすることを決定した。証券会社への流動性供給を拡大し、金融市場の安定につなげるのが目的。2大証券を今後予想される金融再編の核とする狙いもありそうだ。
FRBは同日、米銀大手バンク・オブ・アメリカとの合併が決まった証券大手メリルリンチについても、ゴールドマンなどと同様の流動性供給の拡大を承認。さらにニューヨーク連銀が3社のロンドンの証券子会社に対しても、米国内の証券会社向けの直接貸し出しと同様の融資をできるようにすることも決めた。