【ワシントン=米山雄介】米財務省は17日、米連邦準備理事会(FRB)が金融市場への流動性供給や民間金融機関への直接融資を拡大しているのを踏まえ、米国債を臨時発行してFRBの資金供給を支援すると発表した。通常の国債発行計画とは別に補完的なプログラムとして短期債を発行。FRBに資金供給の原資を実質的に融通する。
これを受けて、ニューヨーク連邦準備銀行は声明を発表。米財務省の臨時措置により「民間金融機関向け融資や市場への流動性供給に伴う連銀への影響を軽減できる」と強調した。
信用不安の高まりを受けて、FRBは市場への資金供給手段を拡大。民間金融機関が保有する住宅ローン担保証券などと米国債を交換する制度などを導入した。この結果、FRBが保有する米国債が減少。財務内容が悪化しており、資金供給の一段の拡大に懸念が生じる可能性が出ていた。