【ワシントン=大隅隆】米連邦準備理事会(FRB)は16日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年2.0%に据え置いた。議決メンバー全員が一致して据え置きに賛成した。FF金利の据え置き決定は6月、8月に続き3回連続。金融市場の動揺を受け利下げを促す観測が相次いでいたが、物価と景気の両にらみのスタンスを継続する。
FRBが発表した声明は冒頭で「金融市場の緊張が著しく高まった」と指摘。先週末からの金融市場の混乱に懸念を示した。同時に失業率が6%を突破した労働市場については8月に「軟化」としていた表現を「弱まった」に変更した。
経済成長について声明は「最近減速しているように見える。家計の支出が弱含んでいるのが一因」と指摘。金融市場の逼迫(ひっぱく)、住宅市場の縮小に加え、輸出の減速が向こう数四半期にわたり経済成長の制約要因になるとの見方を示した。