【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は22日、ワイオミング州で講演し、金融市場の混乱について「まだ収束していない」と述べた。「経済全般への金融混乱の影響は明白になってきている」とも指摘。米経済の現状認識と景気見通しをやや厳しめに修正した。
同議長は米経済の現状について「記憶にあるなかで最も厳しい局面の1つ」と懸念を表明。景気の下振れリスクが増していることを背景に「物価上昇圧力が増しているにもかかわらず、政策金利の誘導目標を相対的に低く維持している」と現行の金融政策運営を説明した。
物価動向については、最近の原油相場など商品価格の下落とドル相場の安定を歓迎。景気減速と相まって「今年後半から来年にかけてインフレは落ち着いていく」との見通しを示した。