【ワシントン=藤井一明】米連邦準備理事会(FRB)が22日発表した公定歩合に関する議事録によると、6月23日の理事会までにカンザスシティーとダラスの両連銀が公定歩合の引き上げを申請したことが明らかになった。一方でそのほかの10の連銀は据え置きを主張した。
カンザスシティー、ダラス両連銀は景気の下振れリスクを認めながらも「インフレの上ぶれリスクの方が大きい」と判断。エネルギーやそのほかの商品の値上がりが賃金などに波及する可能性も強調し、公定歩合を2.25%から0.25ポイント上げるよう求めた。
公定歩合の変更は連銀の申請に基づきFRBの理事会で審議する。FRBは資金繰りに困った金融機関の支援策として公定歩合による直接貸し出しを拡大する傾向にあり、従来よりも利率の重要度が増している。