【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)は16日、政策金利の据え置きを決めた6月24、25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。景気底割れへの懸念が後退する一方、インフレへの警戒感を訴える意見が相次ぎ、複数の委員が次の政策変更として利上げが妥当との見解を示していたことが明らかになった。
議事録によると、バーナンキFRB議長以下、FOMCに参加した委員は「前回4月のFOMC時点より景気下振れリスクが多少後退する一方、インフレが上振れするリスクが増した」との認識でおおむね一致した。
「景気下振れリスクはなお残る」としながらも、複数の委員が「次の政策変更は利上げが妥当」と強調。一部の委員は政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利から物価上昇率を差し引いた実質金利が「今やマイナスで、歴史的に極めて低い水準」と述べ、利下げの行き過ぎを指摘していた。