【ワシントン=藤井一明】ポールソン米財務長官と米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、市場で経営を不安視する声が広がっている米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について住宅市場や経済全体に「重要な役割を果たしている」とそろって表明した。バーナンキ議長は「十分な資本がある」としつつ、経営基盤を強化するため追加の増資を促した。
2人は下院の金融委員会に出席。議員から「巨大化した政府系公社は次の金融危機を引き金となる恐れがある」などと懸念する見方が出た。
ポールソン長官はファニーメイとフレディマックをあわせて「米国全体の住宅ローンの70%に関与している」と強調。住宅ローン債権を買い取り、全米の住宅市場を支える機関として「将来も重要」と繰り返した。