【ワシントン=藤井一明】ポールソン米財務長官は10日、下院の金融委員会に出席し、金融機関が連鎖破綻するリスクを防ぐ対策について「リスクを和らげるため介入できる手段や複雑な金融機関の情報を入手できる権限を米連邦準備理事会(FRB)にどう与えるかを検討すべきだ」と強調した。証券業務を主に手掛ける投資銀行への対応を念頭に、FRBの機能強化を訴えた。
FRBのバーナンキ議長も同席し、米証券大手ベアー・スターンズへの対応に追われた3月の経験を踏まえ、「(金融機関を)整然と清算するのを確実にする新たな手段を議会が検討するのが望ましい」と語った。