【ワシントン=藤井一明】米連邦準備理事会(FRB)と米証券取引委員会(SEC)は7日、投資銀行に関する情報共有を柱とする覚書を結んだ。今は主にSECが監督する証券大手など投資銀の財務、経営情報をFRBが共有できるようにして、投資銀の経営悪化に伴う金融システム不安を回避するのが狙い。米証券大手のベアー・スターンズの経営危機などの教訓を踏まえ、米金融監督体制を改革する第一歩となる。
FRBとSECの発表によると、両者の協力対象は不正な資金洗浄の防止、証券の取り次ぎ、決済業務など。今後は覚書に基づき、FRBがSECを通じて投資銀の経営、財務状態や日々の資金繰りなどを監視できるようになる。FRBは非常時に財務、業務面の問題について是正を迫るとともに、破綻処理も含めた対応策をSECや財務省と共同で練る見通しだ。