青色発光ダイオード(LED)訴訟で和解した日亜化学工業(徳島県阿南市、小川英治社長)も同日、首脳と弁護団が会見した。小川社長は「当社の主張が完全に認められた」と勝利を宣言した。小川氏は争点の404特許の発明対価は和解勧告に基づく計算で約1000万円と主張。604億円の発明対価を認定した一審判決に比べ「6000分の1の評価を得た」と述べた。
小川社長は和解にこぎ着けたことに対して「(青色LEDは)1人の天才が仕上げたように流布されているが、今回の和解で開発にかかわった若い技術者たちの名誉が回復したという点で意義を感じている。一審判決後、控訴審で全力をつくし、当社の主張が完全に認められた」と感想を述べた。ただ、約8億4000万円の和解金額については「発明対価の6億円は(中村氏が日亜在職中になした)すべての職務発明を対象にしていて、8億円をみると公平に欠くところがある」と不満を表明、しかし「604億円から8億円を引いて596億円の数字をみれば、一生懸命努力した結果だと思う」と付け加えた。