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Theme Talk

Theme 2 - Global


グローバル

Nikkei Asian Reviewの認知度を高め、
アジアを代表するメディアとして
読者に選ばれる存在を目指す。

近藤 明日香

日経グループアジア本社
1998年入社
法学部卒

Talk 01

日経がグローバル展開を進める狙いは?

「日本の経済紙」にとどまることなく、
「汎アジアの代表メディア」として
ビジネスリーダーの頼れる情報源となる。

アジア本社における私の担当業務には主に二つの柱があります。一つは東南アジア・南アジアで英文サービスNikkei Asian Review(NAR)の認知度を上げ、読者を増やすこと。もう一つはFinancial Times(FT)やDealStreetAsia(DSA)といった投資先グループ会社との連携窓口として、彼らと日経やNARとの間で相互理解や事業協力を深めること。いずれも日経が「日本の経済紙」にとどまらず、「汎アジアを代表するメディア」として地歩を固めるうえで、戦略的に重要で面白い局面にあると感じています。

アジアと一言でくくっても、具体的には極めて多様で複雑な地域・人々の集合体です。特に東南アジア・南アジアは人口構成が若く、抱えている可能性も課題も膨大です。

この躍動感がある地域で日々紡がれるニュースを根底でつないでいるのは何か? 世界各地で発生する事象との相似や差異にはどのような意味があるのか? ステレオタイプや政治的なバイアスを退けて、それらを大づかみに俯瞰したり、至近距離に迫って解きほぐしたりしながら、アジアをまさに内側から解説していく。秒刻みで大量かつ細切れの情報が溢れる今こそ、忙しいビジネスリーダー達が迷わずコンスタントに頼れる情報源になる――。NARは、こうした役割を担おうとする媒体です。その価値を知ってもらうために、企業や団体を直接訪れたり、セミナーなどを開催したりしています。

Talk 02

ビジネスの難しさとやりがいは?

まずは認知度の向上が課題。
時間をかけて理解と信頼を勝ち取る。
直接届く評価の声に感激。

シンガポール勤務は、2015年春まで記者として4年間取材活動をしていたのに続き2度目です。その後、編集からビジネス部門へ移り、FTの買収や買収後の連携サポート、創刊からまだ年数が浅いNARのマーケティングに携わりました。編集とビジネスの両面からアジアや世界のジャーナリズムを見つめるなかで、NARのようなメディアが果たすべき使命は大きいと実感してきたため、今度は読者・顧客の方々により近い現場からNARと関われることに手応えを感じています。

日経にとっての新規事業、いわば社内ベンチャーのようなNARには、今までにない難しさや挑戦のしがいがあります。

そもそも海外では日経へのなじみがまだ薄く、NARを日本に関する情報を英文に翻訳したものと思い込んでいる方が少なくありません。「日本中心の報道ではなく、アジアにとって重要なことを網羅しているメディアなのだ」と理解してもらうところから始まり、あまたある英文経済メディアの中から選ばれ、法人購読に至るまでには、お付き合いを深めて長く時間がかかる例も多くあります。

それだけに「独自の視点があって最も参考になるので、他紙から切り替えた」(メガバンクの内部監査担当者)、「NARを何年か眺めてきたが、年々読み応えが増している」(老舗の投資ファンド創業者)、「自国のことをフェアに、きつい指摘をする際も敬意をもって取り上げてくれるのが信頼できる」(政府関係者)と評価の声を直接頂くと、記事を書いていた記者時代以上に感激し、思わず握手したり抱きついたりしてしまいます。

Talk 03

アジアにおける日経の今後の展開は?

他メディアとの競争は一段と激しく。
存在感・影響力のあるメディアとして、
FTなどグループの知見を最大限に生かす。

世界中の多くの人が今後も一段と強い関心を抱いてゆくのが明らかなアジアの経済情勢や企業動向について、他の既存メディアや新興サービス各社も手をこまぬいている訳ではありません。サービス内容やマーケティングへの投資を加速させている競合の例なども目につきます。

NARが存在感や影響力のあるメディアとして足場を固めるには、今後まず数年が勝負どころだと感じます。編集内容や事業モデルのデジタル化で先行したFTや、スタートアップ関連の報道に特化し、自らも機動的なスタートアップであるDSA。グループの知見や専門性も最大限に活用しながら、編集の生み出すコンテンツを少しでも多くの読者・顧客に届ける橋渡しをしていきます。そして、グローバル経済の陰にある不均衡の拡大、気候変動への対応など、企業や国家の枠を超える大きな課題でも、NARが活発な議論を醸成してアジアの未来に資するよう、より多くの人々を巻き込んでいきたいと考えています。

Theme Talk

Theme 01 - Journalism

社会をより良くしたい。そのために何をどう伝えるか。情報があふれる今だからこそ、貫く姿勢がある。

Theme 02 - Global

Nikkei Asian Reviewの認知度を高め、アジアを代表するメディアとして読者に選ばれる存在を目指す。

Theme 03 - Digital

テクノロジーメディアのパイオニアとして。 日経電子版の誕生と未来についての語らい。