記者

篠原 英樹 新潟支局 2008年入社
※所属部局は取材時点のものです。

地方の問題は日本が抱える問題の縮図。多様なニュースを取材。それが支局の面白さ。

企業、行政、農業、原発問題を追う。
市場開拓する地元企業発掘に注力。

 新潟支局の記者として、地方版である新潟経済面および新潟発の全国ニュースを取材し、発信しています。地方支局の面白さは、その地方が抱える問題を広範囲に取材できることです。企業、行政、農業など、記者が興味・関心を抱いたことを自由に取材できます。私は新潟県庁や県内の金融機関を取材する一方、小さくても創意工夫によって市場を開拓している地元企業を発掘し、紙面で伝えることに力を入れています。たとえば、需要が伸び悩む大工道具の代わりに、木材加工技術を活かして高級箸を製作し、ヨーロッパで高い評価を得ている企業。コメの消費減少が大きな課題になっているコメどころ新潟において、糖尿病患者向けに低タンパク米を開発し、アジア市場に進出した企業など……。フィリピンとベトナムに出張し、取材したこともあります。
 新潟県は人口減少や中小企業の後継者不足、農業や水産業の衰退、東京電力の柏崎刈羽原発など、様々な問題を抱えています。しかし、地方が抱える問題は日本という国全体が抱える問題の縮図でもあります。奮闘する人々にスポットライトを当てることは、全国に向けてエールを送ることにもつながります。
 ただ、情報を見極めなければならない責任は常に意識しています。「日経に掲載されたことを信用の裏付けにして、融資を求める経営者もいる」と入社1年目に先輩に教えられました。影響力のある仕事だからこそ、ミスがあってはならないと肝に銘じて取材しています。

〝地方発の全国ニュース〟を書き続けた県知事選挙。
県民の原発への思い、丁寧に発信

 朝刊の一面に載る記事を書くことは少ない地方支局ですが、ひとたび全国の関心を集めるニュースが起きれば、怒涛のように記事を発信し続けることになります。2016年に行われた新潟県知事選挙がそうでした。原発再稼働慎重派の米山隆一氏が当選。柏崎刈羽原発の再稼動を巡り、米山氏の言動が全国ニュースの価値を持つようになりました。私は当選の翌朝、遠方にある知事の実家へ駆けつけ、夕刊一面に掲載される記事を執筆。それから約一週間、朝刊・夕刊に記事を書き続けました。「今日も何か、全国版に載せるニュースはないか?」。本社デスクから連日こうした問い合わせが入る状況は初めての経験でした。
 この取材で私が心掛けていたのは、知事の発言を伝えるだけでなく、新潟県民の原発に対する考え方を丁寧に取材して発信することです。「単純な賛成、反対だけではない。立場や地域によって原発への考え方は複雑だ」。そういったことを、全国の人たちに知ってほしかったのです。日経のすごいところは原発再稼働など様々な意見が分かれる問題について、多様な論調の記事を認めるバランス感覚があるところだと思います。徹底した取材をベースにのびのびと記事を書くことができました。「中正公平」を社是に掲げる日経の懐の深さだと思います。
 現在は新潟支局キャップとして、メンバー3名をまとめながら、東京にいるデスクとともに、新潟の地方経済面の紙面作りへの責任を担っています。毎日、小所帯で新潟経済面1ページ作るためには、チームワークが不可欠です。各支局員の取材の進捗状況を把握し、時には悩みに耳を傾けながら、適切なタイミングで新潟のニュースを発信できるように努めています。

とある日のスケジュール

10:00

仕事開始。地元の米菓メーカーを取材

12:00

当日の新潟経済面の紙面設計案(掲載予定の原稿リスト)を担当デスクにメールで連絡

12:30

昼食

14:30

地場の酒蔵メーカーを取材

17:00

支局員がどんな原稿を書くか聞き取り、改めて紙面設計案を作成し、担当デスクに連絡

17:30

電話取材、原稿執筆

21:30

退社。後輩の支局員と食事へ行くことも

入社からのキャリア

2008年入社
名古屋支社編集部
2011年
東京・編集局消費産業部(現・企業報道部)
2015年
新潟支局
記者
  • 池田 将
  • 濱 美佐
  • 島田 学
  • 井上 みなみ
  • 伊藤 学
  • 吉田 三輪
  • 小瀧 麻理子
  • 鈴木 淳
  • 山田 彩未
  • 越川 智瑛
  • 本池 英人
  • 岩﨑 貴行
  • 森下 寛繁
  • 篠原 英樹
  • 小高 顕
  • 三上 秀和
営業・企画
  • 星 貴大
  • 木暮 浩孝
  • 三好 裕介
  • 大竹 真生
  • 中元 健児
  • 平野 智章
  • 有國 優人
  • ぐし宮城 綾子
デジタル
  • 小林 愛美
  • 藤枝 朋久
  • 赤間 夏樹
  • 中村 景
  • 御厨 直樹
情報インフラ
  • 岡本 哲也
  • 印藤 祐介
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