記者

山田 彩未 編集局 商品部 2014年入社
※所属部局は取材時点のものです。

需給と価格を追いかける。そこにはマーケットのリアルが潜んでいる。

好奇心を満たしてくれる。
それが記者という仕事。

 現場に足を運び、事実に耳を傾け、ニュースを読者に届ける。「記者は好奇心を満たし続けられる仕事だ」と考え、新聞記者を目指しました。特に惹かれたのが、ビジネス領域に強みを持つ日経。日経の読者はビジネスに役立つ情報を得ようという人が多く、新聞を読む目的が明確です。ビジネスの基本であるモノの価格を知りたいという読者も多いはず。そう考えて原油などの産業素材や生鮮食品の価格を追いかける商品部への配属を希望したところ、念願かない商品部で記者生活を始めることができました。
 入社直後はトウモロコシなどの穀物、食用油、飼料などを担当。値段は需要と供給によって変わるため需給動向の取材が欠かせませんが、取材が難しかったのが食用油です。マーケットを知るには多くの企業を取材することが必須。ですが、なかなか取材に応じてくれない会社もあります。地道に取材の必要性を説き、取材先を開拓しました。
 日本経済新聞の商品面には「相場欄」があり、食用油は木曜日に掲載されます。祝日の影響で掲載がずれると、読者から「なぜ相場欄が掲載されていないんですか」という問い合わせが入ることもあります。私が取材し、掲載する相場が業界にとって欠かせないものだということを実感します。
 日本経済新聞は1876年12月2日、「中外物価新報」という名称で創刊され、当時はコメや塩などの商品相場を掲載していました。その流れをくむ商品部は当然、読者の期待や信頼が大きくプレッシャーを感じることもあります。でも、期待され信頼されているということは、自分の記事が注目されていることでもあります。大きな責任と自分の好奇心を満たしてくれるやりがいのある仕事を、私は心底楽しんでいます。

取引の実態に迫る
築地市場の移転問題も取材。

 いまは水産物に関わる取材を担当しています。築地市場の卸売業者や商社に漁獲の動きを取材したり、鮮魚店や飲食店で消費動向について話を聞いたりと取材は多岐にわたります。大分県の漁港で水揚げやセリを取材したこともあります。
 取引において重要な価格を簡単に教えてくれる取材先は多くありません。「ネタがほしいだけだ」と思われた瞬間に口を閉ざされてしまいます。読者に何を伝えようとしているのか、本当におもしろいと思って書いているのか。記者の姿勢は確実に、取材にも記事にも大きく影響します。私は取材対象に仕事だけじゃない興味を持って取材しています。だから、取材先も話をしてくれるし、実態にどれだけ近付いたかで記事の内容が変わってくる。担当している商品のことが頭から離れないこともあります。私自身、料理教室に通い、魚の種類やさばき方を勉強しています。
 2016年11月7日の明け方、私は築地市場にいました。この日は築地市場が豊洲に移転しているはずの日でした。他紙では社会部の取材テーマかもしれませんが、日経は商品部も都庁を担当する社会部や地方部と連携し、移転問題を取材しています。生鮮食品の流通や卸売業者にとって重要な問題だけに、日経ならではの連携だと思います。
 築地市場の移転問題を取材、執筆していて、関係者の方から「山田の記事はリアルな流れをつかんでいる」と言われたことがあります。これからも好奇心を持ち続け、マーケットの姿を伝えたい。なにより、自分が“おもしろい”と思う記事を届けたい。それはきっと、読者の“おもしろい”とイコールだと思うから。

とある日のスケジュール

9:30

築地市場で漁獲量などを取材

11:00

取材後に早めの昼食

11:30

翌日の朝刊向けに出稿する記事をキャップに報告

13:00

水産商社に取材。仕入れの動向を取材

15:00

帰社。電話取材と原稿執筆

20:30

原稿を書き上げて退社

入社からのキャリア

2014年入社
東京・編集局商品部
記者
  • 高橋そら
  • 山田 彩未
  • 黒瀬泰斗
  • 濱 美佐
  • 森下 寛繁
  • 村田篤史
  • 渡辺 直樹
  • 生川 暁
  • 佐竹実
  • 本池 英人
  • 伊藤 学
  • 小高 顕
  • 三上 秀和
営業・企画
  • 星 貴大
  • 黒澤 幸太郎
  • 木暮 浩孝
  • 小野寺 渉
  • 藤枝 朋久
  • 山岸 丈子
  • 当广 千晶
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