記者

佐竹 実 マニラ支局 2003年入社
※所属部局は取材時点のものです。

その国の背景を知り、正しい動向を伝えること。そうすることで、人が動き、世界が動きだす。

国が変わろうとしている瞬間を、
どうやって伝えていくのか。

 私はフィリピンのマニラ支局で、この国の経済、政治、ビジネスに関する記事をフィリピンの大手企業の経営者や、閣僚などに取材し、執筆しています。日本経済新聞の「アジアBiz」面に加えて、2013年には成長著しいアジアの経済やビジネスに特化した英文媒体「Nikkei Asian Review」が創刊されたこともあり、日々慌ただしく動き回っています。以前私が取材して記事を書いたある大企業のトップインタビューにフィリピン国内で多くの反響がありました。これまで日本発の信頼できる英文媒体がなかったこともあるのですが、注目されていることを自覚しないといけないと強く感じています。フィリピンは今、非常に興味深い大きな転換期にあります。この国は戦後はアジアでも有数の経済規模だったもののマルコス独裁政権が続き、ピープルパワー革命が起こってからも内乱が絶えず、近隣諸国から見放されるような状態に陥っていました。日本もASEANと経済の関わりが深い国でありながら、フィリピンの動向に関心が薄かったように思います。しかし2010年に大統領が変わったことで、その状況は大きく転換します。国民を貧困から脱却させ、教育施設やインフラの整備などに最優先に取り組むことを掲げた大統領は、ルソン島に次いで2番目に大きいミンダナオ島の宗教間の紛争も解決の方向に導きました。地政学的リスクが緩和され、一気に世界中から投資が集まり、経済成長が見込めるような状況が生まれてきたのです。革命から30年の時を経て、ようやく未来へと動き出したこの国の動向を、どうやって世界に伝えていくべきなのか。大きな責任をひしひしと感じています。

フィリピンの正しいイメージを、世界に発信すること。
それはもはや使命感にも近い。

 日本にいる時、私は社会部の記者でした。北京オリンピックやスリランカの大津波、台湾やタイなどへ取材に行く機会があり、もっと自分の目で世界を見てみたいと思ったのが海外駐在を希望した理由です。日本経済新聞社には比較的若いうちから仕事を任せる風土があります。希望が叶えられただけでなく、支局長として仕事を任されました。赴任した時、フィリピンに対して描いていたイメージとのギャップに驚いたことを覚えています。危険な場所は少なく、人は穏やかで、語学力に長けている人が多いのです。自分の足で取材し、記事を書くことによって、私自身も知見を深め、日本人がフィリピンに抱いているイメージをより良いものに変えていきたい。その結果、両国の経済をはじめとした様々な交流に貢献することになれば、これほど嬉しいことはありません。これは今この地にいる自分だからこそ抱く使命感にも近い感情です。ひとときも目を離すことのできないこの国の動向を、これからも現場に立って追いかけていきます。

とある日のスケジュール

9:00

出社

10:00

メールの確認をしながらその日の予定を確認。原稿の執筆も行う

12:00

昼食

14:00

フィリピンの企業経営者へのインタビュー

16:00

翌日の新聞に紙面化するため東京やバンコクのデスクと連絡をとりながら、記事を執筆

20:00

日本企業の駐在員と会食

22:00

帰宅。家族との時間を過ごした後、就寝

入社からのキャリア

2003年入社
東京・編集局経済部
2004年
大阪・編集局社会部
2005年
大阪・編集局社会部兼法務室
2009年
東京・編集局社会部
2010年
東京・編集局証券部
2012年
マニラ支局
記者
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  • 黒瀬泰斗
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