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日経地域情報化大賞2008
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【基調講演】
 「ICTで作る元気なまち」
講師: 清原 慶子 三鷹市長  

 7日開催された「地域情報化フォーラム 2008」(日本経済新聞社など主催)で、清原慶子・三鷹市長は「ICTで作る元気なまち」と題した基調講演を行った。東京都三鷹市は2003年の第1回地域情報化大賞を受賞している。ICTを活用した街づくりのその後の進展と今後の取り組みなどを紹介した。

 清原氏は講演の冒頭、「地域とは、多彩な生命のくらしの現場。成長の場でもある」と話し、そうした場の活性化や課題解決のためにICTを活用する意義を強調した。

 三鷹市は「NPOシニアSOHO普及サロン・三鷹」という高齢者のパソコン活用のための取り組みで第1回地域情報化大賞を受賞したほか、海外でも各種の賞を受賞しているという。清原氏は評価されたポイントとして、行政の独りよがりではなく「行政、産業界、学校、市民がコラボレーション(協働)したこと」を挙げた。

 三鷹市は今後さらに「ユビキタスコミュニティ」というコンセプトのもとに、ICTの活用を推進していくという。教育分野では、05年10月にICTを利用して15の研究機関の協力を得ながら運用する三鷹ネットワーク大学を開始している。ICTを活用した小中一貫校も増やしているという。

 産業分野では、06年6月にSOHO事業者が協会を立ち上げ、相互に経営資源を融通する取り組みを進めている。SOHOをネットワーク化して、規模の大きな業務を共同受注するような連携が実現しているという。

 一方、ICTだけでなくリアルな対話の機会も増やしている。清原氏はその狙いを「オフでつながるからこそオンも活きる。地域の基本はフェース・トゥ・フェースだが、それを補完するのがICT」と説明した。例えば、意見を積極的には言わないサイレントマジョリティーと呼ばれる市民の声を聞くために、無作為抽出した市民を集めたディスカッションなども実施しているという。
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