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日経地域情報化大賞2005
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 日経地域情報化大賞2005、京都市で表彰式と記念シンポ  

日経地域情報化大賞を受ける「きょうと情報カードシステム」の高橋亮太郎代表幹事=9日、京都市
 日本経済新聞社は9日、地方の先端的なネットプロジェクトを評価する「日経地域情報化大賞2005」の表彰式を京都市の京都テルサで開催した。同賞は情報技術(IT)をいかした地域活性化の試みを掘り起こしていく狙いで2003年に創設された。大賞を受賞した「きょうと情報カードシステム(KICS)」をはじめ、各賞を受賞した企業や団体、NPOなどに表彰額が贈られた。

 表彰式では杉田亮毅日本経済新聞社社長が「日本はブロードバンドの利用、携帯電話の普及が進み世界一の情報化大国になっているが、その利用は東京中心の大都市圏に集中しており、日本すみずみまでいきわたっていない。これからは地方の自治体や民間企業、あるいは個人まで浸透していくことが重要になる」とあいさつした。

 共催する京都府の山田啓二府知事は「インフラ面が一極集中になっており、日本の形がいびつになるのではないかという危機感を抱いていた。しかし、情報がインターネットを通じて公平に発信できる機会を与えられていることは一極集中に対して柔軟に対応する軸になるのではないかと思う」と述べた。

日経産業新聞賞を受ける豊田市の菊地春海助役=9日、京都市
 審査委員長の国領二郎慶応義塾大学教授は、「今年は1200以上の店舗を束ねるサービスや数千人を動員するような取り組みなど、本格的で大規模な仕組みが増えてきた。今までの限界を突破し、新しい形を作っていくようなプロジェクトばかりだった。未来の地域だけでなく、日本全体のモデルになるようなものや、大規模でなくても地域で根付き、収益を確保するようなプロジェクトもあった」と評価した。

 続いて、きょうと情報カードシステム(KICS)(京都府)のほか、千葉県立東金病院(千葉県)、豊田市(愛知県)、西条市(愛媛県)、FireWorks(東京都)、にんじんネット協議会(長崎県)、長野県協同電算(長野県)、いろどり(徳島県)、京都府自治体情報化推進協議会(京都府)、京都試作ネット(京都府)に表彰額が贈呈された。受賞者スピーチで、きょうと情報カードシステム(KICS)の高橋亮太郎代表幹事は「古都京都で大規模な最新鋭のシステムを築くことができたのは、新しい物を取り込み商売につなげる精神があったから。地域情報化の成功のポイントは、関係する人がすべて満足すること。今後もこのように長続きするビジネスモデルを構築していきたい」と感想を述べた。

 午後の記念シンポジウムでは、山田知事が「京都式行政と電子府庁の推進」と題して基調講演を行った。また、慶応大学の国領教授や大賞を受賞したきょうと情報カードシステム(KICS)の世話役を務める樋爪保・四条繁栄会商店街振興組合理事らが参加してパネルセッションを開催。これから地方がどのようにITを活用していくべきかについて議論した。
記念シンポジウム
の模様
基調講演受賞者トークショーパネル講演



 「日経地域情報化大賞2005」を選定 
〜大賞に「京都の商業者によるIT決済ネット」〜

 日本経済新聞社は「日経地域情報化大賞2005」を選定した。情報技術(IT)を利用して地域の活性化に積極的に取り組んでいる活動を表彰するもので、今回が3回目。89件の応募があり、審査委員会(委員長・國領二郎慶応義塾大学教授)が大賞に「京都の商業者によるIT決済ネットワークの構築」を選んだのをはじめ日本経済新聞賞、日経産業新聞賞、日経MJ賞など合計7件を選んだ。
 この賞は日本経済新聞社と地域活性化センター、インターネット協会が主催し、日経産業消費研究所、CANフォーラムが特別協力している。
 今年は京都府が共催自治体となっており、府知事賞として府内の2団体を併せて表彰する。表彰式は11月9日に京都市で開く。受賞団体と活動内容は次の通り。
応募概要(参考)

大 賞
日本経済新聞賞
日経産業新聞賞
日経MJ(流通新聞)賞
地域活性化センター賞
インターネット協会賞
CANフォーラム賞
京都府知事賞
※「CANフォーラム」は全国約150人で構成する地域情報化を推進する非営利組織。


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