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日経地域情報化大賞2003
トップページ 2003年受賞プロジェクト 審査委員長講評 記念シンポジウム

【受賞プロジェクト一覧】
大 賞
 企業リタイア者が多い地域特性を生かし、ITを通じてシニアの能力活用を実践。シニアや主婦層で作るNPOが講習で熟達者を育成し、市民からのパソコン関連の相談に訪問して応じたり、小学生向け講習を開いたりしている。

 小中学校と家庭を結ぶイントラネット整備支援や、ボランティア活動の人材仲介も手がける。さらに、シニアの人脈を生かしてITコンテンツ制作などを企業から受注、これまでに1億円強のビジネスを実現した。

 2002年度の事業収入は5200万円。三鷹市からの委託事業が全体の3分の1を占めるが、各地のNPOとの連携を進めており活動は全国に広がっている。
日本経済新聞社賞
 運営主体は佐賀県内の産官学の共同組織。県内に広域ブロードバンドを構築し、ITを活用した教育や地域情報化を進めている。

 「鳳雛(ほうすう)塾」はその一つで、欧米のビジネススクールを手本にした起業家育成のためのe―ラーニング(ITを利用した教育)。慶応大学ビジネススクールの教材を利用するなど少数精鋭の高度な教育を施している。
 ボランティアにより、公衆無線構内情報通信網(LAN)のインフラ「みあこネット」を整備していく事業。月4700円の費用を負担した商店主や地元企業が基地局のオーナーとなり、既存の回線に公衆無線インターネット用のアクセスルーターを接続して基地局とする。

 店舗など局のあるところで無料でインターネットを使える。アクセスポイントは京都市を中心に現在約230カ所、利用登録者は約4800人。
 地元のテレビ番組制作会社と組んで住民をディレクターに養成し、地元の民放やCATVに番組を提供する「住民ディレクター発信プロジェクト」を実施。

 1996年度から累計62人が企画や編集、撮影といったノウハウを習得、自前で番組制作に取り組む。
地域活性化センター賞
 地元NPO「渡良瀬クラブ21」が繊維産業衰退にあえぐ群馬県桐生市の活性化の一環として1987年5月に始めたパソコン通信が原点。インターネット化に対応し、地域の文化・伝統産業・歴史・観光情報などを紹介するサイトづくりを手がける。

 特に伝統織物産業のアーカイブづくりに力を入れている。
インターネット協会賞
 大手業者が整備に乗り出さない過疎地域でブロードバンド整備を推進。兵庫県の光ファイバー整備により生まれた空き回線を活用して低コスト通信を可能にした。

 淡路島や県中西部を中心に60市町に接続拠点を開局した。ユーザーは約9000人。100人の利用者が集まればどこでも開局する。
CANフォーラム賞
 市内の小中学53校を光ケーブルで結び、教育用グループウエアを使う学習活動。複数の学校の生徒が協力、総合学習の時間を活用し多彩なプログラムを実施。

 PTAなどを介して大学などの研究者も参加し、レベルの高い学習を実現している。
※「CANフォーラム」は全国約150人で構成する地域情報化を推進する非営利組織。会長は公文俊平・国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長


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