2016.01.20 ナウキャストと新指数提供 消費者物価、1カ月前に先読み

株式会社日本経済新聞社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:岡田 直敏、 以下「日経」)は株式会社ナウキャスト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:赤井 厚雄、以下「ナウキャスト」)と共同で、総務省が毎月下旬に発表する消費者物価指数(CPI)を公表の1カ月以上前に先読みする新指数「日経CPINow・S指数」の提供を開始しました。POSデータを始めとするビッグデータをベースに、総務省が実際に行っている調査品目の選定や品質調整、指数算出ロジックなどを加味して独自に算出した指標です。S指数が調査対象としている食料品や日用品は、総務省CPIでもフレの大きな品目であり、「物価の基調」を示すとされる総務省CPIのコア指標の一部(「総合除く生鮮食品・エネルギー」)との連動性も高くなっています。従って、日銀が金融政策運営の目標とする物価上昇率の動きをいち早くつかむことができます。


2016年1月のS指数は、+2.20%(2015年12月は+2.55%)となりました。年明け以降も食料品や日用品を中心に物価上昇が継続していることが示唆されます。詳しくは同時公表したNowcaSTatsマンスリーリポートをご覧下さい。