2015.03.05 NIKKEIアートプロジェクト 2015 春 「アートはまわる!」開催

 日本経済新聞社は『日本経済新聞 電子版』会員の皆様に現代アートの楽しみ方を提案するため、2012年からNIKKEIアートプロジェクト(以下NAP)の名称で現代アート作品の展示やセミナーを行っています。15年春のテーマは「アートはまわる!」。文字通り作品が回転したり、アートを見ながら街を歩き回る楽しさを味わったり、美術の歴史の輪廻を感じたりと「まわる」をキーワードにした活動を行います。

しりあがり寿「崩と回」(イメージ)

1)しりあがり寿氏による現代アート作品「崩と回」の制作・展示

 アーティストとしても活躍する漫画家のしりあがり寿氏がNAPのために制作した大型の墨絵を、旧作の"回転する絵画"と合わせて日経本社2階に展示します。墨絵の制作は日経社内で行い、一般のお客様を招いた制作現場の見学ツアーを開催します。見学後には、同時期に丸の内エリアで開催される国内最大規模の現代アート見本市であるアートフェア東京(AFT、3月20~22日)と、AFTと連動したメディアアートのイベントAMIT(アミット、3月19~22日)と合同でトークイベントを行います。

2)しりあがり寿氏と日比野克彦氏らによるトークイベント

 AFTの会場内で、しりあがり寿氏とアーティストの日比野克彦氏によるトークショーを行います。AFTの今年のテーマの一つが今年で発祥400年を迎える日本美術の流派「琳派」であることを踏まえ、琳派の創始者の1人である本阿弥光悦のちょうど400歳年下の両氏が、現代から見た琳派の意義などについて語ります。しりあがり氏は日経本社のほかにAFT会場でも新作を展示しますが、いずれも琳派の技法を意識して制作します。