日本経済新聞社は6月1日、成長するアジアの上場企業300社を対象にした株価指数「日経アジア300インベスタブル指数」の構成銘柄を入れ替えます。今回は2017年12月の算出開始以降、初の入れ替えで、今後も毎年６月に見直していく予定です。
　今回採用するのは香港の不動産大手、長江実業集団やインド鉄鋼大手のJSWスチールなど17銘柄。一方、インド通信大手のアイデア・セルラーなど15銘柄が除外されます。
　持ち株会社化などで上場廃止となった銘柄があったため、16日時点は構成銘柄数が298ですが、今回の入れ替えで300に戻ります。入れ替えの詳細は日経のアジア指数公式サイト、日経アジア指数プロフィルに掲載しています。
　 インベスタブル指数はアジア10カ国・地域の上場企業から時価総額や売買代金、売上高の伸び率、浮動株比率などのデータに基づいて選んだ銘柄で構成しています。日経が選んだ有力企業群「Asia300」の考え方を踏まえながら、株式市場で流動性の低い銘柄を除外し、連動する投資信託など金融商品をつくりやすくしました。現在までに運用会社4社が7本の関連投信を設定しています。