民主党は20日、12本の政府提出法案成立のため採決強行も辞さないとの方針を撤回、野党の審議復帰を待つ姿勢に転じた。30日の会期内成立は一段と窮屈になる。突然の軌道修正は国会運営の司令塔役である山岡賢次国会対策委員長が小沢一郎幹事長の意向に翻弄(ほんろう)された結果だ。
「会期末の30日までに全法案を成立させる」。民主党国対は12日に小沢氏の指示を受けて以来、その実現に躍起となった。山岡氏らの結論は、12本の政府提出法案すべての採決強行だった。だが、19日夜に小沢氏は中小企業金融円滑化法案の採決前の衆院本会議場で山岡氏らに「自民党と公明党が退席するなら、無理して今日強行しなくてもいいじゃないか」と言い出した。「退席するならその後、呼び戻すように」とも伝えた。(21日 09:01)