【ニューヨーク=川上梓】電気自動車(EV)市場をけん引してきた米テスラが成長戦略の見直しを迫られている。2024年1〜3月期は低価格の中国EVにおされ、4年ぶりの減収減益となった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は撤退観測もでていた次世代の低価格EVについて、逆に投入を前倒しすることを表明した。ただ当初の仕様とは大きく異なる可能性もでており、挽回の道筋はまだ見えていない。 販売の苦戦は4…
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は一時前日終値から800円近く上げ、取引時間中では4営業日ぶりに3万8000円台を回復した。このところ上値の重さが目立った日本株の相場反発のアクセルを踏み込んだのが、前日の米株式市場の取引終了後に決算を発表したテスラだ。低価格な新モデルの開発への言及を好感し、株価は時間外取引で10%超上昇した。テスラ株が呼び起こした投資家の強気姿勢が東京市場にも波及している…