海外で買収、英語より熱量リクルートHD出木場久征社長
日本企業は「失われた30年」のトンネルを抜けつつあるが、成長力では海外企業に見劣りするのが実情だ。どうすればカギを握るグローバル化とデジタル化を加速できるのか。米社のM&A(合併・買収)により2つの課題に挑んだリクルートホールディングス(HD)の出木場久征社長が自らの体験を踏まえて語った。 2012年に求人情報検索サービスの米インディードを約1000億円で買収した。30代半ばに買収を主導し…
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クラウドサービスに安全保障のリスクが浮上している。日本経済新聞などの調査で、約半数の企業が各国の捜査当局などからの開示請求に関する十分な規定を整えていないことが分かった。検閲などの懸念がある中国やロシアにデータを置く企業もある。デジタル社会に欠かせないインフラとなっているだけに対応が急がれる。…
中国の2024年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期に比べ5.3%増えた。「成長率が(通年目標の)5%かそれ以上になる可能性は高い」(バンク・オブ・アメリカ)と市場は安堵する。ただ、細かくみると手つかずの構造問題、不動産価格の下落やデフレ圧力といった懸案が浮かぶ。伝統的な李克強指数は景気回復そのものに疑問を投げかけている。 今回のGDPで世界経済にとって良かった点が1つある。習近平(シ…