日経平均株価594円安為替介入より怖い年金勢の売り
28日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。前日比の下げは一時700円を超え、3月期決算企業の配当落ち分(約260円)を考慮しても450円近く下げた計算だ。政府・日銀による為替介入への警戒に加え、年度末に向け年金基金が膨らみすぎた株式の持ち高を減らすとの観測が日本株を下押ししている。 終値は前日比594円66銭(1.5%)安の4万0168円だった。 日銀による為替介入への警戒感が相場全体の上値…
NIKKEI Primeについて
朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。
日銀は28日、18〜19日の金融政策決定会合での「主な意見」を公表した。春季労使交渉で大幅な賃上げが期待できるとして2%物価目標の持続的・安定的実現が「見通せる状況に至った」との声が相次ぎ、マイナス金利政策を解除した。ただし、金融正常化は急がず時間をかけて進めるべきだとの声が大勢を占めた。 日銀は3月の会合で、大規模緩和策で実施してきたマイナス金利政策、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール…
小林製薬は28日、健康被害の恐れがあるとして自主回収を決めた紅麹(こうじ)原料を含む機能性表示食品を摂取した消費者が新たに2人死亡した可能性があると発表した。腎疾患で亡くなった人が生前に「紅麹コレステヘルプ」を使っていたと遺族から連絡があり、判明した。同社は「事実及び因果関係を確認中」としている。摂取後に死亡したとされるのは4人となった。 小林製薬によると、電話相談窓口に27日に遺族から連絡が入…