30日の東京外国為替市場で円相場は3日ぶりに反落。17時時点では前日の同時点に比べて44銭の円安・ドル高の1ドル=91円09〜12銭近辺で推移している。29日に米長期金利が上昇したことで、投資家が日米金利差の拡大を意識して円売り・ドル買いに動いた。30日は投資信託の設定が相次いだため、円を売って海外の通貨を買う流れが出やすいとの思惑も円の軟調につながった。ただ月末にあたり輸出企業が円買い・ドル売りを進めたことで円は底堅かった。
日銀はきょう開いた金融政策決定会合で社債とコマーシャルペーパー(CP)の買い取りを年末で廃止し、企業金融支援特別オペを2010年3月まで延長した後、打ち切ることを決めた。結果発表後は円がドルに対してじりじりと下げ渋り、90円84銭近辺ときょうの高値を付けた。「短期の値幅取りを進めたい投資家が円買い・ドル売りを仕掛けた」(国内信託銀行の為替ディーラー)との声が聞かれた。9〜17時の安値は91円54銭近辺で、値幅は70銭程度だった。
円はユーロに対しては4日ぶりに大幅反落。17時時点では同1円48銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=135円06〜10銭近辺だった。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方で低金利の円を売り、相対的に金利の高いユーロを買う動きが続いた。日銀の金融政策発表後は円を買い戻す動きが広がり、ユーロに対しても下げ渋る場面があった。輸出企業による円買い・ユーロ売りが入ったとの見方も出ていた。
ユーロの対ドル相場は4日ぶりに反発。17時時点は同0.0091ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.4826〜29ドル近辺だった。7〜9月期の米国内総生産(GDP)が5四半期ぶりのプラス成長だったことを理由に、低金利のドルを売ってユーロを買う動きが広がった。その後は1.48ドル台前半でもみ合った。〔NQN〕(30日 17:29)