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東証大引け、反発 経済指標改善で1万円台、確定値算出に遅れ

 30日の東京株式市場で、日経平均株価は4日ぶり反発。大引けは前日比143円64銭(1.45%)高の1万0034円74銭と、2日ぶりに1万円の大台を回復した。日米の経済指標が改善を示し、投資家心理が改善。前日までの3日続落で5%近く下落し、自律反発狙いの買いも広がりやすかった。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反発した。

 29日発表の7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)は5四半期ぶりのプラス成長となり、市場予想を上回る改善を示した。30日寄り付き前発表の日本の経済指標も改善。9月の完全失業率が減少する一方、有効求人倍率は上昇した。家計調査で消費支出も増加し、取引開始から幅広い銘柄に買いが優勢となった。

 ただ、節目の1万円を上回った水準では戻り待ちの売りが上値を抑えた。景気回復の持続性に不透明感が残るほか、週末を控えて一方的に買い上がるほどの勢いは乏しかった。

 30日は日経平均など株価指数の確定値算出が大幅に遅れた。東京証券取引所は15時40分時点で「原因を調査中」としている。

 東証1部の売買代金は概算1兆4511億円、売買高は同19億3078万株。東証1部の値上がり銘柄数は1125と、全体の約3分の2を占めた。値下がりは436、横ばいは121銘柄だった。

 ソニーが約2カ月半ぶりに年初来高値を更新し、東芝や三洋電も買いを集めた。みずほFGなど3大銀グループがそろって上昇し、野村も上げた。実質的に政府の管理下で再生を目指し始めたJALも堅調に推移した。一方、収益予想を下方修正した三井不が下落。住友信の下げが目立った。たばこ増税の観測報道を受け、JTはさえない値動きを続けた。

 東証2部株価指数は4日ぶり反発。ラオックスとバナーズが上げ、大幸薬品とFDKが下げた。〔NQN〕(30日 15:59)

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