【シリコンバレー=田中暁人】半導体最大手の米インテルと、同業のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は12日、市場独占を巡る訴訟などで和解したと発表した。AMDはインテルがMPU(超小型演算処理装置)販売で独占的な地位の乱用を繰り返しているなどとして、インテルを日米の裁判所に提訴していた。インテルがAMDに12億5000万ドル(1100億円)の和解金を支払うことで両社間のすべての訴訟を取り下げる。
両社は特許などの相互利用でも合意した。インテルは和解金の支払いに加え、「商慣行上の取り決め」にも従うとしている。インテルに対しては欧州連合(EU)の欧州委員会が独禁法違反と判定して巨額の制裁金支払いを命じたほか、ニューヨーク州も提訴しており、今後は当局との法廷闘争が本格化する。最大の焦点となっているAMDとの関係修復で、裁判を優位に進める狙いもありそうだ。(07:00)