ベトナムのグエン・タン・ズン首相は7日の日本経済新聞との会見で、原子力発電所の建設計画で日本の協力に期待を示すと同時に、発注先選定に関して安全性、核燃料の安定供給などの4条件を提示した。同国の三大国家プロジェクトの一つである「南北高速鉄道」でも価格、技術移転など4条件を挙げた。双方の事業で受注が有力視される日本とフランスを最後まで競わせ、より有利な条件を引き出そうとの狙いがあるとみられる。
ズン首相は会見のほか、書面でも回答を寄せた。原発発注に関して「原子力発電の分野では日本もフランスも大国だと認識している」と明言。その上で(1)先進性と安全性で検証済みの高い技術を持つ(2)資金支援を実施できる(3)核燃料の安定供給が可能(4)安全で効率的な原発運転に向けた人材育成面で協力できる――の4点が「パートナー選考の条件になる」と表明した。(08日 16:42)