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マンション発売戸数09年の首都圏マンション発売戸数、16.8%減 17年ぶり4万戸割れ
不動産経済研究所(東京・新宿)は19日、2009年の首都圏のマンション新規発売戸数は前年比16.8%減の3万6376戸だったと発表した。4万戸割れは1992年以来17年ぶり。神奈川県や千葉県など郊外で供給が大幅に減り、平均価格も7年ぶりに前年を下回った。近畿圏の発売戸数も13.0%減少。ただ、開発業者が新規供給数を抑えて価格も下げたため、売れ行きは若干改善。在庫も減少した。市況回復の足取りは鈍いが、10年は供給戸数が増加するとみられる。 首都圏のマンションの平均価格は5.0%下落して4535万円だった。 新規発売の増減を地域別に見ると東京23区内が5.0%増だった。23区内のマンション価格は12.5%下がった。一方で23区以外の東京都の新規発売は24.0%減。神奈川県は34.9%減、埼玉県は14.6%減、千葉県は34.2%減った。資金余力のある大手開発業者による供給が多い都心部と、中堅・中小の開発業者が主戦場とする郊外部で差がついた。 埼玉県を中心にマンションを開発するタカラレーベンは「不況で金融機関が融資に慎重」(同社)なため、09年の発売戸数を08年より25%減らした。 大手も供給量の増加には慎重だ。三井不動産は09年度の新規発売を期初の計画から500戸引き下げ、4000戸にとどめる。08年度より1割弱増えるが、07年度の水準には及ばない。最大手の大京も09年度は販売を絞り込む方針。 各社が新規供給を抑えた結果、09年の月間契約率を平均すると69.7%で、前年を7.0ポイント上回った。契約率は07年の水準にもどった。 販売在庫は12月末時点で7389戸と、1年前に比べ41%減った。販売在庫の減少は4年ぶり。ただ、12月末は前月末に比べれば在庫は増えており、売れ行きが本格的に回復するかは不透明な状況だ。 近畿圏の09年の発売戸数は13.0%減の1万9784戸と、やはり92年以来の低水準。供給は大阪府で増えたが、京都府や兵庫県で減少した。価格は3411万円と2.9%下落した。 不動産経済研究所は10年の発売戸数について、首都圏が4万3000戸、近畿圏が2万2000戸といずれも増加すると予測。「地価や建築費が下がり、開発業者を取り巻く環境が良くなる」(福田秋生企画調査部長)とみている。 [1月20日/日本経済新聞 朝刊] 記事一覧
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