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新車販売台数

1月の新車販売、21.5%増 減税・補助金効果が追い風

新車販売台数の推移(グラフ)

 自動車業界団体が1日まとめた1月の国内新車総販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比21.5%増の36万6659台だった。プラスは5カ月連続。1月としては1979年以来31年ぶりの高い伸び率を記録した。エコカー減税や新車購入補助金が追い風で、ハイブリッド車など環境車の販売が好調。ただ、販売台数は08年1月の水準を下回り、支援政策頼みから抜けきれない。

 総販売台数が5カ月以上連続でプラスになるのは2000年10月〜01年5月以来。昨年11月は18.3%増、12月は21.6%増と高い伸び率が続き、1月としてはバブル期の90年(20%増)を上回り、79年(21%増)以来の高水準。ただ、昨年1月の需要低迷の反動もある。販売台数は08年1月の水準に届かなかった。

 販売増をけん引したのは、ハイブリッド車などエコカーの品ぞろえが多い登録車(660cc超)。日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、登録車の販売台数は36.8%増の23万8362台。1月としては68年の統計開始以来、過去最大の伸び率を記録した。減税や補助金を利用した新車買い替えの動きが広がり、特に一般利用が多い乗用車は42.8%増と大きく伸びた。

 軽自動車(660cc以下)も販売が上向いてきた。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)によると、1月の販売台数は12万8297台と0.7%増え、15カ月ぶりにプラスに転じた。登録車に比べ減税や補助金の額が小さいため、回復が遅れていたが、「貨物車を中心に補助金を利用した新車購入が活発になってきた」(全軽自協)という。

 メーカー別の総販売台数は、シェア首位のトヨタ自動車が42.9%増えた。ハイブリッド車「プリウス」の販売拡大が続いている。ハイブリッド車「インサイト」などが好調なホンダも40%増と健闘。主力中型車「アクセラ」が堅調なマツダも販売が23.7%伸びた。

 足元は回復が鮮明な国内市場だが、先行きについては懸念の声が出ている。頼みの補助金も今年9月までの制度延長方針が決まったが、その後の反動減への警戒感が強い。自販連は「乗用車が回復する一方、貨物車の低迷が続いている。本格回復には一段の需要押し上げ策が必要だ」と分析していた。

[2月2日/日本経済新聞 朝刊]

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