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第9回 パドックで馬を見る

 パドック(第1回参照)で出走馬を観察し、その外見やしぐさから調子を見極めることは予想する上で大きな材料になる。ここでは、パドックでの観察のポイントを紹介する。


<観察すべきポイント>

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※写真上の文字をクリックしてください
1)毛づやと肌
 好調な馬は、毛が肌に密着して光沢があり、皮膚が薄く感じられ血管が浮き出てみえる。逆に不調な馬は皮膚が重々しく、光沢が感じられない。
2)気合い
 リズムよく首を上下に動かしながら引き手を引っ張って歩き、白い泡のような汗を適度にかいている馬は気合いが充実しているといえる。しかし、気合いが入りすぎて多量の発汗や激しい動きをしている馬は要注意。このような状態は「入れ込み」と呼ばれ、レース前に体力を消耗しすぎたり、レース中に騎手との折り合いを欠くことが多くなる。
3)歩き方
 後ろから見て真っすぐに歩いているのが良い状態。脚の送り方にぎこちなさが感じられるときは、筋肉痛をはじめとして何らかの異常を抱えている場合がある。
4)踏み込み
 後肢(後ろ脚)が前肢(前脚)の着地点より前に来るのが、俗に「踏み込みが深い」と呼ばれ理想的。
5)体型から判断できること
 馬の体型をよく見ると、同じぐらいの体重でも脚や胴の短い馬と脚や胴の長い馬が存在する。これらの体型的な特徴は距離適性に関係すると考えられており、一般的に胴体の短い馬は短距離に向くスプリンター、胴体の長い馬は長距離に向くステイヤー、その中間は中距離型やマイラー(1600m前後の距離を得意とする馬)とされる。
6)馬体重
 馬体重は出走馬の状態を示す重要なデータ。調教量が過剰あるいは不足している場合や疲労などで体調が悪い場合は、体重が大きく増減することがある。このような馬は実力を発揮しにくいので注意が必要だ。
7)同じ馬を観察し続けることが大切
 はじめて見る馬はその馬の癖や性格が分からない。入れ込んだ状態の方が好結果を出せる馬や見栄えはしないがレースで力を出せる馬もいる。調子を上手に見極めるためには、1頭1頭の馬を出走するたびに観察し、特徴をつかむことが重要だ。

<馬具>
メンコブリンカーシャドーロール
メンコ
 馬の覆面のこと。前を走る馬の蹴り上げた泥や砂が顔に付くだけで走る気をなくす馬や、音に対して敏感な馬に用いる。
ブリンカー(しゃ眼帯)
 視野を狭め、前方しか見えないようにする器具。他馬を必要以上に意識したり、物見する癖のある馬に用いる。レースへの集中力を高める効果があり、これにより能力を最大限に発揮できるようになる馬もいるので、当該レースからブリンカーを装着した馬は要チェックだ。
シャドーロール
 鼻の上に着ける器具。臆病な馬は自分の前足の動きや影にも驚くので、下方の視界を遮りレースへの集中力を高める。



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【第1回】
競馬場とはこんなところ
【第2回】
競馬、基礎の基礎
【第3回】
馬券はどうやって買う?
【第4回】
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【第5回】
レースの楽しみ方
【第6回】
オッズと払い戻し
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【第8回】
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【第9回】
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