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第4回 競馬新聞の読み方

 競馬新聞は予想に欠かせない重要な情報源。出走馬の過去の戦績や経歴はこれを見れば一目瞭然に分かる。情報量が多く一見難解な印象だが、覚えてしまえば実に簡単だ。
 競馬新聞はレース前日から発売している。競馬場などのほか、駅売店やコンビニエンスストアでも購入できるので、レースに行く前から予想を楽しむことができるだろう。
1.競馬場名とレース番号
  このレースが「京都競馬第11レース」であることを示す。
2.レース名とレース条件
  このレースが「第49回・日経新春杯(G2)」で、条件が「5歳以上・オープン・混合・ハンデ」であることを示す。
3.コース
  このレースが「京都競馬場・外回りコース・芝2400メートル」で開催され、右回りコースでの競走であることを示す。
4.賞金
  1着〜5着の賞金額を示す。
5.コースレコード
  このコースでのレコードタイムを示す。この場合「京都競馬場・外回り・芝2400メートル」のレコードタイムが2分22秒3で、サンデーニッケイが記録したものであるということ。
6.推定タイム
  良馬場、重・不良馬場(降雨等で状態が悪化した馬場のこと)それぞれの予想タイム。この場合、良馬場の予想タイムが2分24秒1、重・不良馬場の予想タイムが2分26秒0であるということ。
7.レース短評
  出走メンバーから見たレースの簡単な評価。
8.出走馬のプロフィル
 ここには出走馬の馬名・血統・所属といったデータが記されている。一番上の7は枠番、11は馬番、橙は帽色。その下段のニッケイヨクヨムが出走馬名。馬名右のノーザンダンサーは父馬名で、左のニッケイハナコは母馬名、(ハイペリオン)は母の父の馬名。この父、母、母の父が出走馬の血統で、距離などの適性を判断する重要な材料となる。父馬名の下の日経一郎は馬主名。ここは法人名が入ることもある。
  馬名下の1段目は出走馬の性別・年齢・毛色。この馬はオス・6歳の栗毛馬である。2段目はレースでの負担重量と騎乗する騎手名。この場合、負担重量は58キロで、竹馬騎手が騎乗する。負担重量とはレースでその馬が背負って走る重さのことで、騎手の体重、鞍などの馬具の重さに重りを加えて調整する。3段目はその馬の脚質と収得賞金額。この馬は先行馬で今までに3億3550万円の賞金を獲得している。4段目は所属。この馬の所属は栗東トレーニングセンターにある馬田厩舎だ。所属には他に「美浦北」、「美浦南」があり、それぞれ美浦トレーニングセンターの北馬場と南馬場に厩舎があるという意味になる。
9.記者の予想の印
◎=本命
  最も勝つ確率が高いと予想される馬
○=対抗
  本命に次いで勝つ確率が高いと予想される馬
▲または×=単穴
  勝つ力まであると思われる3番手評価の馬
△=複穴
  勝つまでには至らないが連下(2着)までならありえる馬
10.最高タイムと距離別の勝利度数
  上段は条件別の最高走破タイムを示す。例えば、芝2000mの最高タイムは、東京競馬場・良馬場・負担重量55キロで記録した1分59秒8で、その時の着順は1着ということになる。
  下段は距離別の勝利度数。上から1着、2着、3着、4着以下の回数を示す。例えば、芝1800mの勝利度数は「千八 1021」とあるので、1着が1回、3着が2回、4着以下が1回あったことが分かる。

11.レース成績
   過去のレースでの詳細な成績とデータが記されている部分。
[3中山A3.26]=開催日
3回中山競馬2日目、3月26日のレースということ
[日経賞GU 2]=レース名・条件と着順
  日経賞というG2のレースで2着だったということ
[二五 芝2355]=レースの距離・コースと走破タイム
  芝コースの2500mを2分35秒5で走ったということ
[58 竹馬]=負担重量と騎乗した騎手名
  58キロで竹馬騎手が騎乗したということ
[1人気1枠12頭]=人気順位、枠、出走頭数
  12頭が出走した中で1番人気になり、1枠からスタートしたということ
[6-6-4 S]=位置取りとペース
  数字は各コーナーを通過した際の順位。2コーナーを6番手、3コーナーも6番手で進み、最終コーナーを4番手で通過したということになる。Sはスローペースの意味。Mなら平均ペース、Hはハイペースという意味。Sペースなら前を進む逃げ・先行馬に、Hペースなら後方を進む差し・追い込み馬に有利な展開になる。
[37.0-35.3]=前半と後半のハロンタイム
  スタートから3ハロン(600m)を37秒0、ゴールまでの3ハロンを35秒3で走ったということ。最初の3ハロンが速い馬ほど先行しやすく、ゴールまでの3ハロンが速い馬ほど最後の直線で瞬発力を発揮するということが分かる。
[直不利 518]=短評と馬体重
  短評はレースぶりを評価したもの。この馬のレースぶりは「直不利」、つまり直線で他馬から不利を受けて実力を発揮できなかったということが分かる。「518」は馬体重。馬体重は体調を示す重要な要素で、増え過ぎても減り過ぎてもよくないとされる。
[0.5 ニッケイジロ]=着差と1着馬名
  1着馬とのタイム差が0.5秒で、勝った馬がニッケイジロ(長い馬名の場合、省略されている場合もある)ということ。この馬が1着の場合は、2着馬とのタイム差と2着馬名が入る。また、タイム差の代わりに着差が入る場合もある。この場合、1馬身差はおよそ0.2秒差と言われているので読み替えて考えればよい。
12.コース別の勝利度数
  この馬の全戦成績と競馬場別やコース形態別の勝利度数。「全戦 8624」とあるので、この馬は20戦(8+6+2+4)して1着8回、2着6回、3着2回、4着以下4回の実績があることになる。「東芝 2021」「中芝 2100」はそれぞれ東京競馬場、中山競馬場の芝コース実績、「右芝 5423」「左芝 3201」はそれぞれ右回り、左回りコースでの実績。
13.生産者名と短評
 生産者名は馬名の部分に入る場合もある。短評はこのレースでの簡単な評価。



 ここで説明した他にも、各新聞にはさまざまなデータが提供されている。また新聞によって表記法が微妙に異なる場合もあるので注意したい。

※ここに登場する馬名・騎手名・厩舎名等は架空のものです。



■コラム一覧
■北海道牧場紀行
■初心者入門

【第1回】
競馬場とはこんなところ
【第2回】
競馬、基礎の基礎
【第3回】
馬券はどうやって買う?
【第4回】
競馬新聞の読み方
【第5回】
レースの楽しみ方
【第6回】
オッズと払い戻し
【第7回】
地方競馬の楽しみ方
【第8回】
サラブレッドとは?
【第9回】
パドックで馬を見る
【第10回】
レースの体系

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