■マチカネキララ、じっくり調整―エプソムC(G3)
【エプソムC】11日東京、G3・芝1800メートル
9日は雨模様だが、夕刻には回復し、10日以降は晴れの予報。気温も上がる見通しで、11日までには良に回復しそうだ。5週連続G1が終わり、メンバー的にも空気が抜けたような雰囲気が漂う。
重賞勝ち馬は8頭いるが、いずれも近況に問題があり、マチカネキララの勝機。前回の豪州Tは体重14キロ減。北村宏司騎手が後続馬を意識しすぎたこともあって、内から抜け出した2頭を捕まえられなかった。休養明けを勝った後、中1週で関西圏への輸送という強行軍も影響したかも知れない。今回は4戦4勝の東京コース。レース間隔も十分に取り、じっくりと調整を進められた。連覇を狙う藤沢和雄厩舎の古馬としてはエース格。秋に向けて負けられない。
ダンスインザモアは今年に入って「(9)(5)(4)(6)」と、やや詰め切れないレースが続いている。ただ、ダービー卿CTでは後方から追い込んで0秒4差4着。前回の豪州T(6着)は、直前の調教で速いタイムを出したのが裏目に出た可能性もある。昨年のスプリングS優勝馬。秋以降は中日新聞杯2着がある程度で、ノドの問題もあってやや尻すぼみの感はあるが、末脚の生きる流れなら巻き返しの余地も。連続開催の最終週で、タイムがかかりそうな点も好材料。
サイドワインダーは昨年のマイルCS11着以来。さすがにG1で相手がそろい、先行馬の流れ込みが利く展開も不向きだったが、それでも0秒6差。その後、ツメの病気で休養は半年以上に及び、この間に勇退した北橋修二調教師から瀬戸口勉調教師の手に移った。今回はやや追い不足気味の調整過程が気になるが、昨秋のスワンSも久々で道悪を克服して2着。唯一、58キロを背負うだけの実績はある。東京コースは3戦して2着1回だが、今回は相手関係が楽。
カナハラドラゴンはここ3戦が「(3)(3)(2)」だが、人気は10→9→11。いくら走っても人気にならないのは、地味なキャラクター故としか言いようがない。ただ、前回の新潟大賞典でもスローの流れを外から追い込んで2着。8歳だが、状態面に問題はなさそうだ。東京では8戦して2勝2着3回。中央場所で活躍している印象は薄いが、実績は十分にある。多少タイムがかかるのも好材料だろう。
印は回らなくても、気になる馬は少なくない。グラスボンバーは昨年ほどの勢いを感じない点が気になる。前回の新潟大賞典は4カ月ぶりで7着。どこまで復調しているか。タイガーカフェは金鯱賞5着だが、やや流れ不向きだった。多少速くなれば浮上もある。クラフトワークは実績上位だが、もう1戦は様子見が妥当か…。
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