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  日経の目 ■ヴァーミリアン、優位揺るがず―東海S(G2)

 【東海S】21日中京、G2・ダート2300メートル

 3歳馬が古馬と混走できる最初のJRA重賞がこのレース(地方は4月のマリーンC=船橋=)。施行時期が5月に移った2000年以降の唯一の出走例が03年のペルフェットで、6キロのアローワンスを生かして5着。後日、角居調教師は「もし2着以内に入って賞金が加算出来れば(当時の収得賞金は800万円)、ダービーへ連闘するつもりだった」。実現すれば、歴史に残る裏技になっていた。

 レース本来の位置付けは帝王賞の前哨戦。ダイオライト記念勝ちのヴァーミリアンは当初、帝王賞直行のプランもあったが、このレースを挟む。前走は早め先頭から2着パーソナルラッシュを6馬身突き放し圧勝。今回と同じ左回りの2400メートルを克服したのだから、ここでも優位は揺るがない。ダートは5戦3勝2着1回。唯一連対を外したのが1600メートルのフェブラリーS(5着)。平安S2着は、予定していた名古屋グランプリが降雪で中止となったための調整の狂いや、スタート後の落鉄が響いた。フェブラリーS以外のダート戦では、常に4コーナーを3番手以内で回ってくる先行力も持ち味。

 過去10年の勝ち馬のうち、8頭が4コーナーで3番手以内。先行力ならマイネルボウノットにも注意したい。重賞初挑戦の平安Sは逃げて10着だが、最近は好位から安定感のある運び。東京2100メートルの銀蹄S、中京2300メートルの春待月Sを連勝したように距離、回りとも問題ない。同じバブルガムフェロー産駒のアッパレアッパレも名古屋GP、オグリキャップ記念とダート長距離重賞を2勝している。

 ヒシアトラスは3年連続の参戦。過去2年は3、6着。切れる脚がなく、中位から伸び切れずという内容が続いた。得意は1800メートルだが、昨年のダイオライト記念では3着に入っており、こなせない距離ではないはず。近走の充実ぶりでどこまで上位に迫るか。58キロを背負うヴァーミリアンに対し、57キロで戦える利を生かせるか。

 パーソナルラッシュは休養明けのダイオライト記念が2着。1戦を消化しての上積みは見込める。統一G1のダービーGP勝ちがあり、斤量は59キロ。楽ではないが、昨年のエルムS勝ちで経験済み。左回りでも3勝。最近は出遅れ癖もあまり見せなくなってきた。スーパーチャンスは中京で4戦2勝2着1回3着1回というコース巧者だが、重賞初挑戦で一気の相手強化となる。アルファフォーレスは昨年の7着馬。この1年で力をつけてきたが…。



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