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  日経の目 ■ヤマニンシュクル、十分こなせる―京都牝馬S(G3)

 【京都牝馬S】29日京都、G3・芝1600メートル

 新設G1、ヴィクトリアマイルの前哨戦として、阪神牝馬Sが12月から4月に移され、来年以降は京都牝馬Sとの関連性は消える。ただ、1996―2002年までの7年で阪神牝馬S組は7頭が連対しているが、最近3年は04年の3着馬1頭。かなり関連は薄れていた。

 今回も、中心は別路線の馬から。ヤマニンシュクルは前走、阪神牝馬Sより1週前の鳴尾記念で牡馬相手に7着。敗因はレースのあやだった。重賞未勝利で、年が明ければ9歳のメジロマントルが楽々逃げ切った展開。道中10番手、第4コーナーでも7番手だったヤマニンシュクルは、追い込んだが0秒8差まで。消化不良のレースだった。G1では1―5着がそれぞれ1回ずつ。牝馬限定戦なら実績は上位。父トウカイテイオーで、もう少し距離が欲しいように思えるが、唯一のG1勝ちは1600メートルの阪神JF。10分こなせる。

 ディアデラノビアはオークス3着以来、7カ月半ぶりの実戦となった京都金杯が6着。休み明けを1戦使った上積みは間違いなくある。23日行われたJRA賞授賞式では、2人でテーブルと表彰台を何往復したかわからない角居調教師と武豊騎手のコンビとあって、人気を集めそう。馬券的妙味は乏しくても、実力的にはやはり抑えてておきたい存在。「中間はすぐに回復し、飼い葉もしっかり食べている。冬毛が伸びて見栄えはしないが、内臓面ができてきた」と同調教師。京都の1600メートルでは昨年、白梅賞(内回り)を勝った。

 オースミハルカはとにかく59キロの克服が焦点。勝てば、1971年のトウメイ(牝馬東京タイムズ杯)以来35年ぶりの快挙となる。近年ではテイエムオーシャンが03年にマーメイドS2着、クイーンS3着と、G13勝馬でも勝てなかった。「59キロを背負って逃げても、いつか止まる」と、他の騎手がかわいがって(?)くれる形なら、平たんな直線を生かしての逃げ残りもあるか…。ちなみに勝てば重賞5勝目で、晴れて引退式を行う条件を満たすことができる。

 マイネサマンサは地方競馬関係の騎手と相性がいい。元笠松の安藤騎手で5戦4連対、大井・内田博騎手は1戦して重賞2着。中村調教師によれば、厩舎で唯一、乗りこなしている長岡調教助手も元地方競馬騎手という。今回は初騎乗の兵庫・岩田康騎手に期待。



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