デュプリシトの05 牡 父シンボリクリスエス 4月26日生
西山牧場を代表する繁殖牝馬であるデュプリシトも、今年で20歳を迎えた。
「その年齢に達した繁殖牝馬とは思えないほど、若さもあってとても元気ですね」
と繁殖スタッフの方は今の様子を教えてくれる。
デュプリシトは初子となるニシノフラワーを誕生させてからも、ほぼ休み無く産駒を送り出してきた。競走年齢に達した産駒は総じて安定した成績を残しているだけでなく、牝馬のほとんどが牧場へと戻り、繁殖となって後世に血を伝えている。
デュプリシトの孫に当たる、ブランドセレナーデの産駒ニシノシンフォニーが、セントライト記念で2着に入る活躍。ニシノフラワーも母同様の安定した産駒成績を見せているように、デュプリシトの牝系は、これからも西山牧場の根幹を支えていくのだろう。
繁殖入りしている馬が多いことからしても、牝馬が圧倒的に多かったデュプリシトの産駒だけに、牡馬の活躍馬はあまり聞かれなかったのは事実。しかし、今年誕生した5頭目の牡馬が、これまで産まれてきた牡馬というだけでなく、母の産駒の中でも最高傑作となるかもしれない。
デュプリシトの05(牡、父シンボリクリスエス、4月26日生)は、馬体のバランスの良さと動きの軽さを、放牧地を駆ける姿に表現していた。
「デュプリシトの産駒は、母同様にまとまった印象を持って産まれてくるのですが、全体的なバランスの良さは、種牡馬の特徴も出ているのでしょうね」
とは育成スタッフの方の言葉。父は子出しの良さが高く評価されているシンボリクリスエス。この世代が初年度産駒となるが、外見的な印象としてはスピードタイプに出る母の良さを、万能な能力を持っていた父が、さらに奥行きを広げたという印象を受ける。デュプリシトの05にはニシノフラワーに続くクラシック制覇を果たし、種牡馬としても後世に母の血を伝えて欲しい。
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