ノースヒルズマネジメント サーガノヴェル05 牝 父サクラバクシンオー 3月17日生
サーガノヴェルが3歳時のクリスタルCで見せた走りは、圧巻の一言だった。
2歳時のフェアリーSでも、快速牝馬たる才能は発揮していたが、その時の2歳レコードをコンマ2秒縮めただけでなく、直線では一頭だけ外にコースを向けての圧勝。他の馬よりも長く距離を走ったにも関わらず、レースレコードを樹立した。
GT級の素質を持っていたのは明らかだったが、その後、GTタイトルを掴めずに引退してしまったことは残念でならない。しかし、繁殖牝馬となった際、この非凡なスピード能力を産駒に伝えてくれると確信していた。
昨年、ノースヒルズマネジメントに取材に行った際、繁殖となったサーガノヴェルに会うことができた。福田洋志マネージャーに、「どの種牡馬を配合したのですか?」と訪ねたところ、「サクラバクシンオーです」と言われ、思わず笑みがこぼれた。
サクラバクシンオーは現役時に21戦11勝。その全ての勝利を1400m以下で挙げたという、日本屈指のスプリント馬。種牡馬入り後も、自らの特徴を強く産駒に遺伝させ、筋肉質でがっちりとした馬体だけでなく、スタートダッシュを決めて、そのままゴールまで押し切ってしまうというレースぶりまで、現役時の父を彷彿とさせた。
競馬ファンの誰もが注目する産駒が、今年の春、牧場で無事にいななきをあげている。
サーガノヴェルの05(牝、父サクラバクシンオー、3月17日生)は、同じ放牧地の当歳馬と比べても、ひときわ目立つ筋肉質の馬体が証明しているように、父の特徴が強く出ている。
「スピードを追求した配合ですね。今年はタイキシャトルを配合しました」
と福田マネージャーは教えてくれる。来年誕生してくる産駒も楽しみでならないが、その前にサーガノヴェルの05には、父や母を越えるようなスプリントのスペシャリストになってくれることを期待しよう。
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