タケショウティアラの04 牡 父キャプテンスティーブ 3月28日生まれ
キャプテンスティーブという種牡馬の名前を聞いて、「ああ、あの馬か」とすぐに競走実績や血統背景を思い浮かぶ人は、かなりの海外競馬通だと思う。
キャプテンスティーブは2歳時にハリウッドフューチュリティでGT初制覇。以降もGTタイトルを取り続け、トゥザヴィクトリーが出走したドバイワールドカップで圧勝を遂げた。
この種牡馬で注目すべき点は、日本ではサンデーサイレンス系、また海外ではミスタープロスペクター系が生産の中心となっている中で、3代父にダマスカスを持つ異系の出身であること。それだけに配合の際にはインブリードで苦労することが少なく、このような種牡馬を導入してきたJBBAは、非常に目の付け所が鋭いとも言える。
今回紹介するタケショウティアラの04(牡、父キャプテンスティーブ、3月28日生)の母も、異系の出身だと言える。母父のニホンピロウイナーは卓越したスピード能力を後世に伝えてきた、スティールハート〜ハビタットとさかのぼる血統背景を持つ。母自身もスプリント戦を中心に4勝を挙げているように、この父系の血が色濃く出たと言っていい。
「配合に関しては血統的に面白い馬だなということと、適距離を伸ばしていこうと思い、中距離戦で活躍をしていたキャプテンスティーブを選びました。これまでは牝馬ばかり続いていた中で、待望の牡馬。馬っぷりもいいですよね」
と富菜牧場の代表である富菜勝美さんも、馬の出来の良さに満足そうな表情を浮かべる。確かにバランスが取れながらも、節々が実にしっかりとしており、充分な筋肉量で覆われながらも、動きは実にしなやか。きっと、筋肉の質が柔らかいからなのだろう。
こうした血統背景を持った馬が種牡馬となると、生産界は面白くなる。ぜひともGTレースを勝ちまくって、将来は種牡馬となってもらいたい。
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