モーニングタイドの04 牡 父ボストンハーバー 4月22日生まれ
松浦牧場
今週はマイルチャンピオンシップ。混戦の度合いを深めている中、重賞2勝を含むマイル戦で4連対、NHKマイルCでも3着と一発の魅力を秘めているのがマイネルモルゲンだ。
2歳時に函館開催でデビューをすると、その後は順調に使われながらここまで24戦。体質の強さはビッグレッドファームが施してきた育成調教のたまものでもあるが、何よりもMt. Livermoreを受胎した母モーニングタイドを輸入してきた、松浦快之さんの眼力の高さを忘れるわけにはいかない。
「モーニングタイドを見つけてきたキーンランドのノベンバーセールには、毎年、足を運んでいます。事前にセリ名簿を見て血統をチェックして、あとは予算との相談になりますね。でも実を言うと、セリ名簿を見ていた段階では、モーニングタイドはチェックしてなかったんですよ」
海外でも評価の高い母父Seeking the Goldの血統、しかもお腹にはMt. Livermoreの産駒を受胎しており、とても自分の予算には収まらない買い物と松浦さんは見ていた。しかし、いざセリが始まると思いのほか金額が上がっていかない。会場内にいた松浦さんは、思わずセリに参加していた。
「だからモーニングタイドをちゃんと見たのは、セリの後になりますね」
と笑うが、名簿をチェックしていたことと、セリに参加した行動力が、今のマイネルモルゲンに結びついている。
牧場の看板繁殖牝馬となっているモーニングタイドは、今年の春、牡馬を産み落としている。モーニングタイドの04(牡 父ボストンハーバー 4月22日生)は体全体に柔かい筋肉を身にまとい、特にトモのボリュームには目を引くものがある。
実はモーニングタイドはこの馬を出産して間もなく、腸捻転を起こしていた。
「すぐに三石の診療所に連れていって開腹手術をしました。病気が病気だけに助からないことも考えたのですが…」
それが持ち前の気性の強さと、松浦さんの必死の看病もあって、現在は体調も戻っているという。まだまだ10歳と若い繁殖。これからもマイネルモルゲンのような活躍馬を出してくれるに違いない。今週のマイルチャンピオンシップでは、母を更に元気付けるだけでなく、弟にも尊敬されるような快走をマイネルモルゲンに期待しよう。
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