ブラダマンテの04 牝 父アグネスタキオン 3月17日生まれ
名門下河辺牧場にとって創業以来始めてのGTホースとなったのが、昨年の3冠牝馬であるスティルインラブ。半兄がラジオたんぱ賞をレコード勝ちしたビックバイアモン、そして父はサンデーサイレンスだったことを考えると、クラシック級の血統能力を持っていたには違いない。
しかし、それをGTタイトルまで押し上げたのは、着実な繁殖の血統更新に加え、生産、育成とこれまでのノウハウを生かしてきたこと。特に繁殖の血統更新に関しては日高でも類を見ない熱心さで、当歳世代の母にも未来のブラダマンテとなるような名前が並ぶ。
一流の繁殖牝馬を手に入れることは、産駒自体に活躍が望めるだけでなく、牝馬が生まれた場合には牝系としてその優れた血をさらに発展させていくことができる。下河辺牧場ではオールフォーロンドンが子供のロンドンブリッジ、そして孫のダイワエルシエーロと枝葉を広げており、そしてブラダマンテもスティルインラブと共にこの牝系を伸ばしていくことだろう。
今年、下河辺牧場に産まれたブラダマンテの産駒も牝馬。だが、父の名前を聞くと、競馬での活躍は勿論、将来的には繁殖牝馬としての期待も大きい。
ブラダマンテの04(牝、父アグネスタキオン、3月17日生)は、同じ放牧地の当歳馬の中でもひときわ際だつ、しっかりとした馬体を持つ。
「生まれが早かったこともありますが、大人びた印象がありますね」
とは牧場スタッフの言葉。アグネスタキオンはサンデーサイレンス系種牡馬の中でも底知れぬ競走能力と、日本に根付いた牝系の良さで、今年も200頭の繁殖牝馬を集める。産駒の評判も高く、今年のセレクトセールでフェアディールの04(牡)が1億300万円、兄にデュランダルの名前があるサワヤカプリンセスの04(牡)が1億円で売却されたことがその事実を証明している。
ブラダマンテの04はまとまりのある馬体からして、スピードを生かした短中距離での活躍が期待できそうな気がしてくる。いや、やはりここは姉スティルインラブと同様に、3冠牝馬となってもらおう。
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